謹賀新年 2021年
あけましておめでとうございます。世界中で本当に色々なことがあった2020年が終わり、2021年となりました。まだまだコロナウイルスは猛威を振るい、感染者数が毎日凄まじい勢いで増えています。ワクチンもで始めたようで、少しはおさまって欲しいと毎日願うばかりですが、2021年はコロナウイルスが流行る前の「普段通りの生活」が少しでも早く戻って、一つでも多くの明るいニュースが出て来ればいいですね!
メジャーリーグのシーズンは昨年同様、まだ開始の目処が立っていない状態です。2月中旬のキャンプ入りも遅れるかもしれないという噂も流れているくらいです。キャンプも通常通りアリゾナで出来るのか。昨年の7月下旬に始まったシーズン前のキャンプのように、本拠地であるサンフランシスコでのキャンプとなるのか。それさえもわからない状態で皆不安が募っているのではないかと思います。私事ですが、運よく来年の契約も更新し、2021年のシーズンもサンフランシスコジャイアンツのユニフォームを着て仕事が出来ることになり、本当に感謝の一言しかありません。14年目のメジャーリーグでのシーズンとなりますが、昨年同様、14年前のメジャー初年度の気持ちを忘れず、常に謙虚にチームのために働くことが私の一番の目標です。シーズン162試合という長丁場のシーズンですので、常に謙虚な気持ちでいるということは本当に難しいことだとは分かっていますが、何事にも常に冷静に、周りをしっかりとみて、選手から少しでも必要とされる人材となれるように努力を続けていきたいと思っています。
毎年新年を迎えて考えるのは、私のような選手として全く実績のない者が、また一年、子供の頃の夢であったメジャーリーグの舞台で仕事をさせて頂けるのはまさに奇跡ですし、本当に運が良いとしか言いようがないということです。野球の技術的には一般の草野球選手と変わらないレベルだと思いますが、人に負けていないのは1つ1つの物事を継続して最後までやり続けることしかないと思っています。何に関しても、「冷静沈着」そして「安定した人間性」というこの2つを常に頭に入れてやっていこうと思います。
皆様におかれましても2021年が幸せな1年になることを祈っております。良い年にしましょう!
サンフランシスコより
植松泰良