新たなる挑戦
アリゾナに入り4日が経ち、昨日は身体検査があり、今日からバッテリー組のキャンプが始まります。キャンプ地のクラブハウスを含むメインの建物が新しくなり雰囲気もガラッと変わった中、新しいコーチ陣の中に入り全てが新しく新鮮な気分もしますが、同時に1年目の気分を思い出しています。
今までと仕事内容は変わらないですが、今年から新たなことに挑戦しようと思っています。でもそれは自分に与えられた仕事ではなく、まずは勉強から入ってシーズン終わりには微々たるものでもいいので少しでもチームのためになれれば良いと思っています。近年、メジャーリーグでは野球が変わってきていると言われますが、色々な面でそのことが言えます。もちろん統計を元にした野球というのは明らかなことですが、他にも色々なことが変わってきています。今年から就任したキャプラー監督は、得意なことはどんどんやって様々な役割のスタッフがコラボレーションしてお互いに強力して良いチームを作っていこうという考えです。今までは自分の役割だけを考えて、他の仕事には足を踏み入れるな。といったしっかりと境界線の引かれたやり方でしたがそれも180度変わってきています。
これ以上に自分を成長させられる環境は他にないと思っています。もちろん最初から居心地がいいわけではありません。ルーキーに戻った自分がいると思っています。新しいことを始めるとわからないことばかりで、周りの人にどんどん置いていかれる気分もするし、焦る気持ちも出てきます。そんな時にミネソタ・ツインズでマイナーリーグの監督を務める三好貴士さんと電話で話をさせてもらって気持ちが少し前に進めた気がしています。「居心地が悪いと感じる時は成長のチャンス」という言葉をもらい前に一歩踏み出す準備が出来ました。
今日から今まで以上に信頼されるブルペンキャッチャー、バッチングピッチャーに成長できるよう努力していきます。そして新たに挑戦することにも毎日しっかりと学んでいこうと思っています。
アリゾナ州スコッツデールより
植松泰良